(2018年11月10日(土)、鎌倉芸術館集会室にて開催、技術専門部会・ビジネス応用専門部会共催)
当日は、土曜日にもかかわらず、86名の方々にご参加いただき無事終了することができました。心より御礼を申し上げます。
今回のセミナーでは、「AI/IoT/ビッグデータの最先端技術動向と自治体の応用事例」というタイトルのもとに、それぞれの分野で活躍されている4名の方々に貴重なご講演をいただきました。
最初の講演として、産業技術総合研究所 人間情報研究部門 研究部門長の持丸正明様より、「IoT・AI時代のデータデザインとサービスデザイン」と題して、使用価値が重視されるIoT時代における製造業のサービス化への取り組みにおいて、ユーザとの共創価値の創出と人間情報学及び戦略的な顧客データ収集によるサービスの統合デザインの重要性についてご講演いただきました。
二つ目の講演として、鎌倉市役所 共創計画部長の比留間 彰様より、「自治体におけるAI/IoT/ビックデータの活用~鎌倉市の目指すまちづくり~」と題して、第4次産業革命と言われるテクノロジーの進歩を積極的に取り入れ、新たな時代のまちづくりに挑戦する鎌倉市の取組みについてご紹介いただきました。
三つ目の講演として、NEC データサイエンス研究所 主席研究員の佐藤敦様より、「社会の安全安心のための画像センシング」と題して、NECで開発されたNISTベンチマークで世界トップを獲得した顔認証技術やナンバープレート向け超解像技術などをご紹介いただきました。また、画像センシングにおける機械学習の役割と期待、および今後の課題についてご講演頂きました。
四つ目の講演として、インド出身のコンティネオ株式会社 Founder & CEOのシルパ ヴァパリ(Shilpa Vyapari)様より、「Society5.0:活用する仕組み(サービス)がイノベーションにつながる。社会のイノベーションを加速するAI/IoT基盤「CONTINEO」のご紹介」と題して、コンティネオ社が開発しているAI×IoTの基盤となるプラットフォーム「コンティネオ」についてビデオ画像を使ってご紹介いただきました。
最後に、M2M・IoT研究会活動報告として、辻秀一理事より、「AIへの新規参画者に対するAIプロトタイプ構築教育法/AIニーズ創出教育法の開発」と題して、AI開発者/AI構築者向けの「AIプロト構築教育法」と、AI利活用者/開発ニーズ提言者向けの「AIニーズ創出教育法」について紹介していただきました。
それぞれのご講演とも大変興味ある内容で、活発な意見交換を行うことが出来ました。
また、発表会終了後の交流会の席でも、参加者の皆さんが相互に情報交換されて、有意義な時間を過ごされたことと思います。
なお、本セミナーの講演資料については、許可をいただいた範囲内で、M2M・IoT研究会のホームページにアップロードし、会員の皆様に公開いたしましたのでご活用ください。
今後とも、より充実した専門部会セミナーとなるよう取り組んでまいりますので、引き続き,皆様のご支援のほど宜しくお願いいたします。
2018年11月23日 M2M・IoT研究会 副理事長、技術専門部会長 清尾克彦
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