(2014年9月27日(土)、鎌倉芸術館にて開催、技術専門部会・ビジネス応用専門部会共催)
当日は、土曜日にもかかわらず、69名の方々にご参加いただき無事終了することができました。心より御礼を申し上げます。
今回のセミナーでは、特別講演として、信州大学の不破先生より、「ICTを活用した安全・安心な街づくり-長野県塩尻市における実績をふまえて」と題して、高い耐災害性を有し、危険が生じる可能性のあるところに容易に敷設できるセンサーネットワークシステムと、通信のみに頼るのではなく放送機能による災害情報伝達システムについて、中越地震の経験を踏まえて塩尻市で取り組んでこられた実績を映像を交えて紹介していただきました。
続いて、国立障害者リハビリテーションセンター研究所の井上氏より、「福祉機器開発の動向-情報ロボット技術による生活支援福祉機器システムの開発」と題して、フィールド・ベースド・イノベーションのアプローチで利用者や利用される環境を考慮し真に役に立つ福祉機器の開発に向けた取り組みについて映像を交えて紹介していただきました。それぞれのご講演とも映像を使ったわかりやすい大変興味ある内容で、活発な意見交換を行うことが出来ました。
また、一般講演としてVCJ(株)(M2M研究会)の飯田氏による「M2M海外動向とバレイキャンパス社の取り組み」の紹介のあと、今回のセミナーの目玉でもある「M2Mシステム構築法とプロトタイピングの紹介」についてM2M研究会の大江氏と岡崎氏より紹介していただきました。教育編とシステム編の2本立てで、M2M研究会で活動してきた成果を仕様書・手順書・サンプルコードにまとめ、M2M研究会のHPから会員の皆様に公開いたしましたので、ぜひご活用ください。
最後に、はじめての試みとして、「ニッチ市場向けM2Mシステム」というテーマでパネルディスカッションを行いました。HIRO ICT(株)(M2M研究会)の樋口氏がモデレータをつとめ、パネラーとして株式会社チノーの鄭氏、bbc(株)/ベース(株)の杜氏、㈱四国研究所の中西氏、HIRO ICT(株)(M2M研究会)の渡辺氏、サイバー大学(M2M研究会)の清尾の5名 がそれぞれポジションニングトークを述べたあと、ニッチ市場でのM2Mビジネスについて有意義な情報交換を行うことができました。
また、発表会終了後の交流会の席でも、参加者の皆さんが相互に情報交換されて、有意義な時間を過ごされたことと思います。
なお、本セミナーの講演資料については、許可をいただいた範囲内で、後日、M2M研究会のホームページにアップロードし、会員の皆様に公開いたします。
今後とも、より充実した専門部会セミナーとなるよう取り組んでまいりますので、引き続き,皆様のご支援のほど宜しくお願いいたします。
2014.10.07 M2M研究会 技術専門部会長 清尾克彦
セミナー全景 | M2M研究会 小泉寿男 理事長 |
M2M研究会 清尾克彦 技術専門部会長 | 信州大学工学部 不破泰 先生 |
国立障害者リハビリテーション センター研究所 井上剛伸 氏 |
M2M研究会 飯田秀正 副理事長 |
M2M研究会教育専門部会 大江信宏 | M2M研究会技術専門部会 岡崎正一 理事 |
パネルディスカッション |