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“業種・業務別の単独アプリケーションにとどまっていては、ビッグデータは生まれないと記者は考える。米グーグルのようにグローバルな共通サービスプラットフォームを築き上げない限り、一企業・組織が本業の中で取得できるデータには、量的にも質的にも限界があるからだ。複数の業種・業界が持つデータを結び付ける「D2D(Data to Data)」によって初めてビッグデータが生まれ、そこから新たなサービスが誕生するのではないだろうか。”
“誰と誰、どのデータとどのデータを組み合わせるかという「D2D」の構想力こそが競争力になる。事実、あるコンサルティング会社の有力コンサルタントは、「最近のビジネスモデルはクラウドの内側で開発されている。すなわち複数社がデータを持ち寄り、それをデータセンターで組み合わせることでサービスを生み出している」と明かす。「サービスが外側から目に見える形になった時点では、もう勝負はついている」(同)ともいう。”